わたくしロンが、8年間すんでいたタイから日本へ帰国して驚いたことが幾つかあったのですが、
そのうちの一つが、タイの屋台料理のガパオが日本でメジャーになっていたことです。
コンビニやスーパーの惣菜コーナーでも見かけますし、ご家庭でも簡単に作れるレトルトも売っていて本当にビックリしました。
実はタイで生活するまでは名前すら知らなかったのですが、今回ご紹介するガパオはタイのどこの食堂にも屋台でもある定番料理です。
だいたい鶏肉や豚のひき肉を使うことが多く、いんげんの小口切りが入っていることも多いです。
ご飯の上にバジル炒めと半熟目玉焼きをのせて、タイで生活していた8年間で色々なお店で数え切れないほど食べました。
日本への帰国が決まった際に、真っ先にしたことが、好みのガパオを作ってくれる屋台のおばちゃんにガパオの作り方を聞きに行ったほどです。その時は日本でガパオがコンビニでも売っている事を知らなかったんですよね(苦笑)
そんなロンが今回は本場タイの屋台のおばちゃんから聞いた屋台式のレシピをお教えします。是非お見逃しなく!
ガパオの材料(1人分)
・鶏肉…100g(どの部位でもOKですが、もも肉か胸肉がおススメです)
・にんにく…3片(今回はチューブじゃなくて、みじん切りを使います)
・鷹の爪…2本
・スイートバジル…5枚
・卵…1個
調味料A)
・ナンプラー…15g
・オイスターソース…15g
・砂糖…5g
・鶏がらスープの素…20g
作り方
1. フライパンに少量の油をひいて熱し、鶏肉を入れて中火で炒める。表面が白くなったら火を止めて鶏肉を器に一旦移し、フライパンに残った水分を捨てる。
2. 1で使ったフライパンに、にんにくと鷹の爪を入れて弱火で炒める
3. 香りが出たら、1で一旦器に移した鶏肉と調味料A)を加えて軽く煮詰める。
4. 水分が半分ぐらいになったら、スイートバジルをちぎりながら入れ、全体に混ざったら火を止めて器に移す。
5. 同じフライパンに再度油をひいて、卵を割り入れる。白味が固まったら黄味が割れないように、先ほど炒めた上に乗せて完成。
作り方のポイントは、屋台のおばちゃんから教えてもらった、最初に鶏肉を炒めてフライパンに残った水分を捨ててしまうことです。
鶏肉の旨みがしみ込んだ脂も捨てることになるのではと思い、屋台のおばちゃんに理由を聞いたのですが、タイ語を話すスピードが早く方言もあって理解ができませんでした。一度、鶏肉を炒めたあとの水分は捨てずに調理しましたが、確かに汁気が多くなって味に深みがありませんでした。
ひと手間掛かりますが、美味しさが全然変わりますよ。
またガパオには必ずといっていいほど、目玉焼きを一緒に食べますが、本場タイでは一般的な目玉焼きではなく、油を多目に入れたフライパン(中華鍋)で作った揚げ目玉焼きが付きます。
料理に慣れていない方でも簡単に安全に作ることができるように今回は普通の目玉焼きを使用しています。
まとめ
ところで、今回ご紹介したガパオの意味をごぞんじですか?ガパオは料理の名前ではなくてバジルの種類のことなんです。英語ではホーリーバジルと呼ばれているそうです。
タイで使われているホーリーバジルは日本では入手しにくいため、今回はスイートバジルで代用しました。
使う食材は鶏肉とスイートバジルだけですが、ナンプラーやオイスターソースの風味が複雑に絡み合ってご飯と良く合います。
また、あえて半熟卵にした黄味と鶏肉を一緒に食べると本当に美味しいです。
今回は鶏肉でしたが、ご紹介した豚のひき肉以外にも牛肉や海老やイカでも美味しく作れます。色々試してみてくださいね。
最後までお読みいただきありがとうございます!
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