今回ご紹介するタイ料理は、友達に「変わったタイ料理が食べたい」と言われた時に頼んだ料理を、日本で簡単に入手できる食材でアレンジしました。
ですので、本場タイの屋台やレストランのメニューにはない料理ですが、基本になった料理の雰囲気を楽しんでいただけると思います。
その料理は、ヤム・プラードック・フーといいます。ヤムは混ぜる、プラードックはナマズ、フーは膨らんだという意味ですので、日本名だと「ナマズのふわふわサラダ」と言ったところでしょうか。
タイでナマズはとっても身近な食材で、屋台でも頭の先から尻尾まで縦に串刺しして焼いたナマズが良く売られています。
「ナマズのサラダ」と言うと驚かれますよね?わたくしロンもナマズの姿、特に大きな頭と顔が苦手なんですが、このヤム・プラードック・フーは、どこにもナマズのグロテスク(失礼!)な姿がありません。焼いたナマズか蒸したナマズの身をほぐして叩いて油でふわっと揚げています。クリスピーなサクッとふわふわが共存した不思議な食感で、また一緒に食べる青いマンゴーの酸味が何とも言えない美味しさのサラダです。
今回はナマズの代わりに鮭を使い、青いマンゴーの代わりにリンゴを使ってみました。コンビニで簡単に入手できる食材で調理できますので、是非ふわふわとサクッが共存する新食感とタイ料理の味わいを体験してください。
ヤム・プラーサーモン・フーの材料(1人分)
・鮭の切り身…1切(今回はコンビニの鮭の塩焼きを使います)
・パン粉…20g
・ごま油…10g
・カット野菜…80g(今回はコンビニで購入しました)
・麻辣ピーナッツ…20グラム
・リンゴ…1/4個(今回はコンビニでカットされたリンゴを購入しました)
作り方
1. 鮭の塩焼きをほぐします。ほぐす際は使い捨てのビニール手袋をして、手でほぐすと簡単に出来ますのでおススメです。鮭の骨も抜いておきましょう。
2. お皿にほぐした鮭にパン粉を加えて混ぜ合わせます。ここも1と同じく使い捨てのビニール手袋を使うと便利です。良く混ぜ合わさったら、ごま油をまわしかけます。
3. 2にラップを掛けて電子レンジで加熱します。600wで1分30秒が目安です。
4. ラップを取ってスプーンでかき混ぜて、今度はラップをせずに電子レンジ(600w)で2分加熱する。
5. 器にカット野菜を敷き、電子レンジで加熱が終わった4とりんごをのせて、調味料A)をまわしかけます。
電子レンジの加熱後はお皿の表面が触れないほど高温になっている場合がありますので、十分にご注意ください。
まとめ
いかがでしたか?何とも不思議な食感と味に驚かれたのではないでしょうか。また一緒に食べるリンゴの美味しさも共感していただけたのではないでしょうか?
今回の料理は、タイ料理にインスパイアされた、わたくしロンのオリジナル料理ですが、予想よりも美味しくできたので、タイ人の友達数人に写真を送ったところ全員が「ロンが自分で作ったの?」と驚いていました。
今回、参考にしたヤム・プラードック・フーは、本場タイではレストランでも屋台でも提供される料理ですが、ロンの感覚では、レストランはふわふわ寄りで屋台ではクリスピー寄りと思います。電子レンジを使って揚げた今回は屋台のクリスピー寄りの食感に仕上がりました。
本来はナマズを焼くてほぐして叩いて揚げて…と、かなり手間暇かけて調理するのですが、コンビニにある食材と電子レンジを上手く使えば短時間で、タイ料理の雰囲気を十分に楽しんでいただけると思います。
最後までお読みいただきありがとうございました!
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